「トレッビアーノだけどトレッビアーノじゃない」日本では超レアな、ウンブリア州はスポレートやモンテファルコで造られるトレッビアーノ・スポレティーノを特集します。10月に成熟する晩熟の品種です。
イタリアワイン通信講座の専科コース
品種を知ることこそ
イタリアワインを知ること
土着品種研究会 試し読み専用ページ
テーマ品種のワインと品種の特徴や歴史について掘り下げた資料を、毎月指定のご住所にお届けいたします。
お届けするワインはテーマ品種により1~4本。Vino Hayashi輸入ワインに加え、日本で流通している他輸入元のワインもセットにしてお届けいたします。
土着品種とは、一般的に、その土地で生まれ育った固有の遺伝子型をもつ品種のことを指します。2,000種を超えるとも言われているイタリアの土着品種。南北に長いイタリアの国土、海と山に囲まれた地形、多様な気候、全20州の国全土でワインが造られているという唯一無二の環境がその土着品種を育んできました。また、それぞれの地域がもつ複雑な長い歴史と独自の文化がマイナーで作付けの少ない土着品種を守り抜いてきました。それゆえ、イタリアワインは複雑でつかみどころがありません。しかしながら、まさにその「多様性」こそがイタリアワインの深遠なる魅力なのです。
お届けする内容
テーマ品種のワインサンプルを十数本集め、毎回「ワイン選定委員会」においてプロのテイスターたちがブラインドでテイスティング。その中から、厳選したワインをお届けいたします。
文化にも精通したワインジャーナリスト宮嶋 勲氏の書き下ろしコラムは必読!
また、シニアソムリエ若原美紀氏のテイスティングコメントと品種分析に加え、品種の歴史や特徴、栽培エリア、さらにはおすすめのペアリングがまとめられた充実の内容。
月額10,500円(税込11,550円)
「トレッビアーノだけどトレッビアーノじゃない」日本では超レアな、ウンブリア州はスポレートやモンテファルコで造られるトレッビアーノ・スポレティーノを特集します。10月に成熟する晩熟の品種です。
マルサラ・ルビーノを構成する主要品種のひとつである「ペッリコーネ」をクローズアップ。19世紀にはシチリア島で最も重要な黒ブドウ品種として普及していたものの、フィロキセラで壊滅的な危機にさらされた苦難の歴史を持つ品種です。
カンパーニア州で栽培される「ファランギーナ」。フィロキセラに侵されなかった希少な自根が多く残っている数少ない品種と言われています。
イタリアで幅広く栽培されるバルベーラは、特にピエモンテ州の南西エリアで特筆すべきワインが生まれます。なめらかな飲み心地の優美なバルベーラを2本ご紹介します。
カリニャンとしてもよく知られるカリニャーノは、スペイン人によってサルデーニャ島にも持ち込まれたと言われています。この土地らしいカリニャーノの特徴を発見しましょう。
リグーリア州西部で栽培されるピガートは、ヴェルメンティーノやファヴォリータと遺伝的に同一とされています。さて、味わいの共通点は・・・相違点は・・・?
カンパーニア州でアリアニコに次いでポピュラーな黒ブドウ、ピエディロッソ。鮮やかなレッドベリーやゼラニウム、ハーブのニュアンスに包まれた魅力的な味わいです。
1855年パリ万博で金賞を受賞し、ナポレオン3世の宮廷で振る舞われたという輝かしい歴史を持つカルーソのワインは、地元では今も大切なゲストをもてなすときに提供される重要なワインです。
イタリアの土着品種は多様なので、生真面目な人は「どこから始めればいいか」と途方に暮れてしまいます。でも、実は体系的に取り組む必要などありません。それぞれの品種が独自の個性と魅力を持っているので、どこから始めてもいい。気に入った品種があれば、それをもっと深く掘り下げて飲んでみればよいのです。重要なのは様々な品種に触れてみて、自分の琴線に触れる品種を見つけること。偏見を持たずに多くの品種を試すことができる「土着品種研究会」はまさにイタリアワイン向けの企画といえます。
1983年~1989年までローマの新聞社に勤務。
2004年から10年間エスプレッソ・イタリアワインガイドの試飲スタッフ、ガンベロ・ロッソ・レストランガイド執筆スタッフを務める。
2013年グランディ・クリュ・ディタリア最優秀外国人ジャーナリスト賞受賞。
2014年“イタリアの星勲章”コンメンダトーレ章をイタリア大統領より授与。
世の中にはいろいろな個性の人がいて、本当に面白いなぁと思います。人の数だけ個性があり、人との付き合いには飽きることがありません。 2,000種以上あると言われるイタリアの土着品種、その個性はさまざまで、まるで人のよう。それぞれにじっくり向き合うことで、その個性がハッキリと見えてきます。 土着品種を理解すれば、イタリアワインがぐっと身近になるでしょう。 毎月テーマ品種のワインを十数本集め、選定委員がテイスティング。その分析結果とともに、ワインもお届けします。 みなさんも一緒にイタリア土着品種の研究をしませんか?
日本ソムリエ協会認定ソムリエ・エクセレンス。
第9回JETCUP イタリアワイン・ベスト・ソムリエ・コンクール優勝。
イタリア共和国駐日大使館公認イタリアワイン大使。
現在は丸ビル36階のイタリアン「アンティカ・オステリア・デル・ポンテ」にてソムリエを務める。ワイン誌でのテイスターやライター、ワインスクールやセミナーでの講師、さらには声優・ナレーターとしても活動する東京大学農学部卒の異色ソムリエ。
過去のテーマ品種の例・・・フラッパート/ナシェッタ/カナイオーロ・ネーロ/リボッラ・ジャッラ/ピニョーロ/グリッロ/ランブルスコ/ヴェルデカ/ガリオッポ/グレケット/カンノナウ/ネロ・ダーヴォラetc...(お申し込み月から過去12ヶ月分となります)
※プレゼントご希望の方は、お申し込み時「12ヶ月継続確約コース」を選択ください。途中解約の場合、バックナンバー12冊分の料金(6,600円)をご負担いただきます。
月額10,500円(税込11,550円)