【井手2023年ベスト】タガーロ|ヴァッレ・ディートリア プリミティーヴォ “ピエ・デル・モナコ” 2019
TAGARO Valle d'Itria IGP Primitivo "Pi Del Monaco"
7,040 円(税込)
しっかりとした果実味と酸味を持ち合わすエレガントなテイスト
タガーロのトップ・キュベである『ブラック・エディション』シリーズの1本。ヴァッレ・ディトリア(イトリア丘陵地帯)という土地を最大限に活かしたプリミティーヴォです。標高420m、南西向きの畑。粘土石灰質の赤い土壌で、10cmほど地中は堆積岩がゴロゴロと埋まっています。8月下旬~9月上旬に収穫したブドウを低温でクリオマセレーションし、ステンレスタンクにて10~15日間発酵、次いでマロラクティック発酵。フレンチオークのバリック古樽で24ヶ月間、瓶詰後に6ヶ月間熟成。黒イチゴやブルーベリーのフレッシュな香りと、エレガントなスパイス香が特徴。年産10,000本。
カテゴリー | 赤ワイン , プーリア州 , 7,000円〜7,999円 , イタリアワイン土着品種研究会 , TAGARO(タガーロ) , 中部・南イタリア , イタリアワイン , 社長林の太鼓判ワイン , 今飲むべきワイン2022 , スタッフ大塚オススメ , 営業井手の2023年ベストワイン , |
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ブドウ品種 | プリミティーヴォ100% |
ワイナリー | TAGARO |
容量/度数 | 750ml/15.0% |
おすすめ料理 | 和牛肉のすき焼き/豚バラのベリーソース |
このワインのレビュー
牛肉の為に存在している黒果実系の中の黒果実系ワイン。
投稿者: 井手悠馬(Vino Hayashi 大阪営業所長)
おすすめレベル:★★★★★
牛肉の為に存在しているワインと言っても間違いありません!
黒果実系の中の黒果実系、1丁目1番地の黒果実系ワインです。
私が体験した中で牛肉に合うワインの理想的な5つの要素が全て詰め込まれています。
①酸味が柔らかい。
酸味が尖ったワインは牛肉の旨味を切ります。
②甘くて強い果実味。
和牛の旨味と甘味に同調し味わいを広げます。
③黒スパイス感。
とても大切な要素で、クローブや黒胡椒、八角などのスパイス感が補填され、牛肉に深みを与えます。
④甘いタンニン。
ドライなザラザラしたタンニンでは無く、甘味のある滑らかなタンニンは牛肉のコクと旨味を消さずに脂身のみ流します。
⑤心地よい樽由来のバニラ感。
アフターのコクと旨味を広げバターとバニラ感で長い余韻へといざないます。
①②④はリーズナブルなワインでも含まれる要素ですが、③は遅摘みブドウの由来が多く、⑤はバリック樽(小樽)の要素が強く反映される味わいです。③と⑤が加わる事で『塩だけで焼いた牛肉』を激的に美味しくします。
私の知り得るVino Hayashiワインの中で、今最も理想に近いワインです。
大阪プレミアム試飲会でも試飲後に注文を多くいただいたワインでした。
ワインだけでも相当美味しいですが、和牛と合わせる事で至福の時間をお約束します。
今年一年のご褒美に『牛×ワイン』で自宅を高級レストランにしましょう!