【2025下半期井手ベスト】テヌータ・サンタ・カテリーナ|バルベーラ・ダスティ スーペリオーレ “セテカピタ” 2019
Tenuta Santa Caterina Barbera d'Asti Superiore "SETECAPITA"
13,200 円(税込)
標高350mの南向きの畑。石灰岩を含む砂質ローム土壌。9月末に手摘みで収穫したブドウをステンレスタンクにて天然酵母を用いて発酵。約20日間のマセレーションの後、500Lのフレンチオークのトノーで約20ヶ月間、その後瓶内にて更に8ヶ月間で熟成。年間生産本数は3,875本。カンゾウやバニラ、シナモンといったスパイスやプルーン、カシス、スミレ、カカオといった複雑な香り。タンニンはとても細かく柔らかで、バルベーラらしい生き生きとした酸味が印象的。偉大さ、力強さがありつつも品の良い仕上がりです。
| カテゴリー | 赤ワイン , ピエモンテ州 , 月刊DOCG , Tenuta Santa Caterina(テヌータ・サンタ・カテリーナ) , 北イタリア , イタリアワイン , 10,000円~19,999円 , 営業井手の2025年ベストワイン , |
|---|---|
| ブドウ品種 | バルベーラ100% |
| ワイナリー | Tenuta Santa Caterina |
| 容量/度数 | 750ml/15.5% |
| おすすめ料理 | 牛肉のポルペッタ バルサミコ風味/ゴルゴンゾーラのケークサレ |
このワインのレビュー
大好きなバルベーラが入荷しました!6年熟成!エーテルを纏った高級熟成バルベーラは旨い!
投稿者: 井手悠馬(Vino Hayashi 大阪営業所長)
おすすめレベル:★★★★★
秋にかけて、バルベーラはバローロやバルバレスコのネッビオーロを抜いて1番美味しい赤ワイン品種になります。
夏〜秋にレストランの依頼が多くなる『美味しいバルベーラある?』の質問に、自信を持って答えます。
『鉄分タップリのバルベーラの究極形があるよ』
ネットを覗けばバルベーラは沢山並んでいます。
人気の品種です。
しかし!バルベーラ好きの私から言わせてもらうと、美味しいバルベーラは熟成の時間が必要です。
酸味と果実味が特徴のバルベーラですが、若いヴィンテージだとボディが軽く、違和感のある甘味やエグ味、全体のバランスが悪いバルベーラが多くあります。
若いバルベーラは美味しいとは思えません。
このタイプの高級ワインは5年以上熟成をする事で味わいに鉄分のエロさと深みがでます。
酸味、果実味、深味(こく)が三味一体となった時の立体感は、バローロと並ぶ身体に沁みる味わいになります!
それが秋です!強いタンニンより『酸味と果実味と鉄分が美味しい季節到来です』
6年熟成のセテカピタは、香りが官能的です。セメダインの様なエーテルと鉄分の香り、溢れるエロさが満開状態です。
味わいは、鋭い酸味を果実味と鉄分が押させ込み、深みと共に立体感を味わう事ができま
す。
『熟成した梅肉』や『最高品質の醤油』を飲んでいる様な香りと味わいです。
日本人の身体に、心に沁みわたります。
飲んだ後にゆっくり『旨い』と言葉が漏れます。
鮎の塩焼きは強火のグリルで皮めをカリカリに焼いてください!濃厚な醤油を漬けたみたいなペアリングです。
厚切り合鴨胸肉は皮めを焦がしてください!酸味と鉄分が同調して至極のペアリングです。
脂の乗ったイワシの梅煮はワインとの同調感が強く濃厚な味わいが楽しめます。
今夜はブルゴーニュグラスで官能的な香りが溢れる高級バルベーラを楽しもう。
