【井手2023年ベスト】クパーノ|ヴィーノ・ロッソ クパーノ
CUPANO Vino Rosso CUPANO
8,580 円(税込)
クパーノの片鱗を味わえるVDT!
モンタルチーノから13km離れた標高180〜200mの畑で、粘土質及び砂質の土壌。ステンレスタンクにて約1ヶ月間マセレーションの後、バリックとトノーと2,500Lの大樽でそれぞれ2年間熟成。木イチゴ、レッドカラント、カシス、イチジク、甘草、クローヴ、ヘーゼルナッツ、鉱物系ミネラルなどの香りが広がります。しっかりとした果実感、複雑さ、スケール感があり、クパーノのブルネッロの要素を含み、エレガントでこなれた味わいです。
カテゴリー | 赤ワイン , トスカーナ州 , CUPANO(クパーノ) , 中部・南イタリア , イタリアワイン , 高評価レビューワイン , 営業井手の2024年(上半期)ベストワイン , Italiagrismo(イタリアグリズモ) , 8,000円~8,999円 , |
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ブドウ品種 | サンジョヴェーゼ80%、カベルネ・ソーヴィニヨン10%、メルロー10% |
ワイナリー | Cupano |
容量/度数 | 750ml/14.5% |
おすすめ料理 | ペンネ・アッラッビアータ/仔羊のロースト |
このワインのレビュー
ワインとは!突き詰めるとブドウの力なのだと深く考える体験になります。
投稿者: 井手悠馬(Vino Hayashi 大阪営業所長)
おすすめレベル:★★★★★
本当に売れに売れましたね。特にソムリエ経験の長い方に売れたワインです!
玄人の方ほど、試飲した瞬間に値段の確認してました。
「旨い!なのに安い!?何でなん?」
毎回このパターンです。
通常2万円以上するブルネッロを造る工程の中で樽熟成の選定から外れたワインをブレンドして造ります。ここが大事なポイントです!
ブドウの剪定ではなく『樽熟成中の選定』です。
クパーノは厳しい選定で有名なワイナリーです。
使うブドウは厳しい剪定に剪定を重ねて生き残ったブドウ。1つの枝に2〜4房しか残さない徹底した剪定。
立ち会ったスタッフが「熟したブドウを無慈悲にボトボト切り落としていく…」と衝撃を受けた。と言っていました。
『生き残り数パーセントの猛者達(ブドウ)』を使っています。
根本が違うから旨いわけです。
ん?樽熟成の選定?
クパーノの創始者のリオネル・コズン氏はブルゴーニュの神アンリ・ジャイエに師事したフランス人です。
バリックを知り尽くしたフランス人が熟成過程で樽とワインの状態を見極めます。
熟成中の樽の中から早飲みできる樽を数樽厳選してリリースしてくれます。
それがこの『クパーノロッソ』です。
ブルネッロの下のカテゴリーのロッソ・ディ・モンタルチーノ定価12,000円より気軽に飲めるカテゴリーを造りました。(美味すぎて気軽に飲めないんですけどね!)
去年入荷した時点では、僕的には硬くて香りが閉じていたのでレストランで少量しか販売はしていませんでした。
春ごろから香りが少しづつ開いてきたので試飲に持っていくと冒頭のコメント通りです。いつもは入荷してすぐ売り切れるのですが、今回はコロナの影響で入荷数が多く、状態が硬かった事で在庫が残っています。
『生き残り数パーセントの猛者達(ブドウ)』を楽しんでください。
ワインとは!突き詰めるとブドウの力なのだと深く考える体験になります。
私的に「エレガンス・トスカーナ」
投稿者: ソムリエ大薗隆博(鹿児島 ブラッスリーヴァンダンジュ)
おすすめレベル:★★★★★
インパクト大の「タイガー(虎)」のラベルがかなり目を引く。
イタリアのトスカーナ州においてブルネッロディモンタルチーの生産者で知られるクパーノのオーナー兼醸造家は、かつて仏ブルゴーニュ地方で伝説の醸造家「アンリジャイエ」に師事したフランス人。
この銘柄はサンジョヴェ―ゼ、カベルネソーヴィニヨン、メルロを仏バリックオーク樽にて熟成させ、複数年の赤ワインをヴィンテージブレンドした日本国内にも年に一度しか輸入されないアイテムの赤ワインである。
少し紫色を帯びたやや濃いチェリーレッドの外観で、木苺やクランベリー、カシスの果実香に、スミレや甘草、ハイビスカス、シナモンにホワイトペッパー、微かに葉巻や煙草を連想する香りも感じる。
口に含むと柔らかなタンニンとコクが心地良く、優しくエレガントな余韻が続くこのワインは私的に「エレガンス・トスカーナ」とも例えたい赤ワインなので是非お試し頂きたい・・・。
定番の牛肉料理は勿論、豚の血入りソーセージ「ブーダンノワール」等の地方料理との抜群の相性を試して頂きたい・・・。